LOVE・GAMELY -恋愛遊戯- (全199話)
■不安
○Side 奈穂
洋くんの体は暖かくて…
たまに硬い骨なんかが当たるんだけど、でも柔らかい
『ん…ッ』
触れる舌も優しくて…
すごく幸せな気分になる
『奈穂… 声出したら下に聞こえるよ?』
洋くんは優しく笑うと私の唇に人差し指を置いた
意地悪…
わざと声が出るように触れてるくせに…
『ね…? 和之達に聞こえる…』
『やッ…ぁ…!』
洋くんが動く度、ネックレスが胸元で光る
選択、間違ってなかったな
やっぱりシルバーがよく似合う
『聞こえてたらどうしましょう…』
事が終わった後、急に下の様子が気になった
『大丈夫だって、和之も鈍いからさ…』
『でももし…』
『もう2人も寝てるよ、俺達も寝よ?』
適当な返答に腹を立て、布団を深く被る
そんな私を見た洋くんはクスクスと笑い頭を撫でた
『俺、水飲んでくるね? 先に寝てて!』
その後でそう言う
そんな何気ない行動が、何だか凄く気になった
『…行かないで…?』
『奈穂…?』
置いていかないで…?
『下のキッチンに水飲みに行くだけなんだけど…』
『でも…』
『すぐ戻るよ?』
洋くんはそっと私の手を外し微笑んだ
でも…
急に不安になったの
部屋を出て行ったら、もう戻らないような…
そんな不安…
○Side 奈穂
洋くんの体は暖かくて…
たまに硬い骨なんかが当たるんだけど、でも柔らかい
『ん…ッ』
触れる舌も優しくて…
すごく幸せな気分になる
『奈穂… 声出したら下に聞こえるよ?』
洋くんは優しく笑うと私の唇に人差し指を置いた
意地悪…
わざと声が出るように触れてるくせに…
『ね…? 和之達に聞こえる…』
『やッ…ぁ…!』
洋くんが動く度、ネックレスが胸元で光る
選択、間違ってなかったな
やっぱりシルバーがよく似合う
『聞こえてたらどうしましょう…』
事が終わった後、急に下の様子が気になった
『大丈夫だって、和之も鈍いからさ…』
『でももし…』
『もう2人も寝てるよ、俺達も寝よ?』
適当な返答に腹を立て、布団を深く被る
そんな私を見た洋くんはクスクスと笑い頭を撫でた
『俺、水飲んでくるね? 先に寝てて!』
その後でそう言う
そんな何気ない行動が、何だか凄く気になった
『…行かないで…?』
『奈穂…?』
置いていかないで…?
『下のキッチンに水飲みに行くだけなんだけど…』
『でも…』
『すぐ戻るよ?』
洋くんはそっと私の手を外し微笑んだ
でも…
急に不安になったの
部屋を出て行ったら、もう戻らないような…
そんな不安…