LOVE・GAMELY -恋愛遊戯- (全199話)
■自然治癒
○Side 奈穂
目を開けると、そこには真っ赤に頬を染めた洋がいた
夕日より赤い…
『恥ずかしー…』
久しぶりに聞いた愛の言葉
何だかすごく照れ臭い
『何度でも言うよ…? 俺は奈穂が好きだって…』
洋は優しく笑うと、私の頭を撫でてくれた
【消えたくない】
少し前に洋が言ってた言葉
それをふと思い出す
私もね…
今の洋に消えてほしくない
『あのね… 私、思った事があるの』
だから考えたの
「洋」と「洋くん」の両方を守る方法…
『徐々に思い出していくなら記憶が消えたりしないと思うの』
『…本当かぁ?』
私の提案に苦笑する洋
確かに自信なんてないけど…
『だって記憶が無くなったのって2回とも階段から落ちた時でしょ?』
『まぁ…』
『また階段で思い出しても何かが消えちゃうかも知れないし…』
私は今、この瞬間が消える事
すごく恐い…
俯いたまま言葉が浮かばない
そんな私の頭を洋はポンポンと押した
『んじゃ今回は荒療治無しで自然に行くか!』
『…うん♪』
解ってもらえた事が嬉しくて、自然と笑みが漏れた
次の日の放課後…
『完治しましたっ!』
薬のお陰ですっかり楽になった私は、元気良く1組に顔を出した
『よかったな!』
洋も笑顔で応える
その笑顔につい顔を染めてしまう
『どした? 顔赤いよ?』
『うッ ううん!』
昨日の言葉、思い出しちゃったの
【好きだ】って…
『せっかく治ったなら帰り遊んでく?』
『えっ?!』
突然の誘いに驚いていると、その反応に洋も驚きを見せた
『いや… 暇じゃないならいいんだけど…』
『ううん! すっごく暇です!!』
『そ…そう…』
久しぶりに恋人としてのデート
嬉しすぎて、つい声が大きくなっちゃう
『まぁ、とりあえず一回家に帰るか』
『うん!』
私達は一度、それぞれの家路につく
そして1時間後に集合の約束をした
○Side 奈穂
目を開けると、そこには真っ赤に頬を染めた洋がいた
夕日より赤い…
『恥ずかしー…』
久しぶりに聞いた愛の言葉
何だかすごく照れ臭い
『何度でも言うよ…? 俺は奈穂が好きだって…』
洋は優しく笑うと、私の頭を撫でてくれた
【消えたくない】
少し前に洋が言ってた言葉
それをふと思い出す
私もね…
今の洋に消えてほしくない
『あのね… 私、思った事があるの』
だから考えたの
「洋」と「洋くん」の両方を守る方法…
『徐々に思い出していくなら記憶が消えたりしないと思うの』
『…本当かぁ?』
私の提案に苦笑する洋
確かに自信なんてないけど…
『だって記憶が無くなったのって2回とも階段から落ちた時でしょ?』
『まぁ…』
『また階段で思い出しても何かが消えちゃうかも知れないし…』
私は今、この瞬間が消える事
すごく恐い…
俯いたまま言葉が浮かばない
そんな私の頭を洋はポンポンと押した
『んじゃ今回は荒療治無しで自然に行くか!』
『…うん♪』
解ってもらえた事が嬉しくて、自然と笑みが漏れた
次の日の放課後…
『完治しましたっ!』
薬のお陰ですっかり楽になった私は、元気良く1組に顔を出した
『よかったな!』
洋も笑顔で応える
その笑顔につい顔を染めてしまう
『どした? 顔赤いよ?』
『うッ ううん!』
昨日の言葉、思い出しちゃったの
【好きだ】って…
『せっかく治ったなら帰り遊んでく?』
『えっ?!』
突然の誘いに驚いていると、その反応に洋も驚きを見せた
『いや… 暇じゃないならいいんだけど…』
『ううん! すっごく暇です!!』
『そ…そう…』
久しぶりに恋人としてのデート
嬉しすぎて、つい声が大きくなっちゃう
『まぁ、とりあえず一回家に帰るか』
『うん!』
私達は一度、それぞれの家路につく
そして1時間後に集合の約束をした