LOVE・GAMELY -恋愛遊戯- (全199話)

■プロローグ

赤い電車にのって都会を外れ

海の見える駅に降り立つ

そこには『白い家』と呼ばれる小さな建物がある


親に捨てられた者
親を亡くした者
初めから親など知らない者

沢山の子ども達が生活する白い家


僕の記憶はそこから始まった

『洋、君には2つの物が足りない』

白い家を旅立つ時、先生は言った

『人を愛する事、人に愛される事』

その2つが足りないと


『見つける事が出来たらもう一度おいで』

『その2つを教えてくれた人と共に』


あの約束から2年

僕は雪が舞う中、君に出会った

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