LOVE・GAMELY -恋愛遊戯- (全199話)
■白昼夢
白濁の薄汚れた欲望を吐き出し、ベッドに横になる
ゴム外して棄てなきゃ…
そう思うのに体が思うように動かない
『ハァ ハァ…』
息苦しさからくる荒い息づかいが静かな部屋に響く
体がおかしい
熱が冷めない
いつもなら今頃、冷水を被ったように冷めているのに…
まさかこれは…
『真中… すごく気持ちかった…』
綾はそう言って微笑むと俺の首に手を回し唇を重ねようとした
『…ッ…』
俺はそれを避けるようにして横を向く
『何でー?!』
『悪い… 多分だけど熱がある…』
心なしか目や手の平も熱いし、頭がグラグラする
言葉通り奈穂の風邪をいただいてしまったか…
『綾… 移る前に帰れよ』
そう言った俺に対し、少し戸惑いを見せた綾だったが素直に服装を直しアパートから出ていった
『馬鹿野郎… 服くらい着せてくれっての…』
朦朧(モウロウ)とする意識の中、必死に下着を足に通す
そしてそのまま、ゆっくりと水に沈んでいくような感覚で俺は意識を手放した
目を閉じると聞こえる
あの言葉…
【産まなければ良かった】
奥深くで眠る過去の記憶…?
そう言ったのは誰だっけ…?
1人は嫌だ
【誰か…ッ】
俺を見つけて
【助けて…ッ】
誰でもいいから抱きしめて…?
白濁の薄汚れた欲望を吐き出し、ベッドに横になる
ゴム外して棄てなきゃ…
そう思うのに体が思うように動かない
『ハァ ハァ…』
息苦しさからくる荒い息づかいが静かな部屋に響く
体がおかしい
熱が冷めない
いつもなら今頃、冷水を被ったように冷めているのに…
まさかこれは…
『真中… すごく気持ちかった…』
綾はそう言って微笑むと俺の首に手を回し唇を重ねようとした
『…ッ…』
俺はそれを避けるようにして横を向く
『何でー?!』
『悪い… 多分だけど熱がある…』
心なしか目や手の平も熱いし、頭がグラグラする
言葉通り奈穂の風邪をいただいてしまったか…
『綾… 移る前に帰れよ』
そう言った俺に対し、少し戸惑いを見せた綾だったが素直に服装を直しアパートから出ていった
『馬鹿野郎… 服くらい着せてくれっての…』
朦朧(モウロウ)とする意識の中、必死に下着を足に通す
そしてそのまま、ゆっくりと水に沈んでいくような感覚で俺は意識を手放した
目を閉じると聞こえる
あの言葉…
【産まなければ良かった】
奥深くで眠る過去の記憶…?
そう言ったのは誰だっけ…?
1人は嫌だ
【誰か…ッ】
俺を見つけて
【助けて…ッ】
誰でもいいから抱きしめて…?