LOVE・GAMELY -恋愛遊戯- (全199話)
■強気な奈穂
『…中くん、真中くん?』
何だこの声…
今ここにいるのは自分だけのはずなのに…
『真中くん! 大丈夫ですか?』
…奈穂?
ゆっくりと目を開けると、そこには心配そうに覗き込む奈穂がいた
目を潤ませ、髪を乱す奈穂が…
『奈穂… 何で休んだくせに制服着てんだよ』
『休んだのは昨日です… 真中くんお見舞いに来てくれましたよね?』
昨日…
って事は丸一日寝てたって事か…
俺はまだダルい体を起こして枕に座る
よく見るときちんとパジャマを着ていた
もちろん自分で着た記憶などない
となると…
『奈穂… ありがとな…』
もう奈穂しかいない
『はい… 元は私の風邪ですから…』
奈穂は顔を赤らめて微笑む
俺はそんな奈穂の腕を引っ張ってベッドに引きずり込んだ
『真中くん! 私そんなつもりじゃ…ッ』
まるで水から出された魚のように手足をジタバタさせて抵抗するが、構わずに強く抱きしめる
『何もしないって約束する… だから泊まっていって…』
熱のせいかな…
少し寂しいんだよ…
『わかりました… ただし!』
奈穂は壁にかけてある制服からネクタイをとるとソレで俺の両手首を縛った
こ、これは一体…
『ほどいたら帰ります!』
『なるほど…』
学習したな…
いつもやられっぱなしの奈穂は「ようやくやり返した」というように強気に振る舞う
それが可愛くて思わず苦笑してしまった
『…中くん、真中くん?』
何だこの声…
今ここにいるのは自分だけのはずなのに…
『真中くん! 大丈夫ですか?』
…奈穂?
ゆっくりと目を開けると、そこには心配そうに覗き込む奈穂がいた
目を潤ませ、髪を乱す奈穂が…
『奈穂… 何で休んだくせに制服着てんだよ』
『休んだのは昨日です… 真中くんお見舞いに来てくれましたよね?』
昨日…
って事は丸一日寝てたって事か…
俺はまだダルい体を起こして枕に座る
よく見るときちんとパジャマを着ていた
もちろん自分で着た記憶などない
となると…
『奈穂… ありがとな…』
もう奈穂しかいない
『はい… 元は私の風邪ですから…』
奈穂は顔を赤らめて微笑む
俺はそんな奈穂の腕を引っ張ってベッドに引きずり込んだ
『真中くん! 私そんなつもりじゃ…ッ』
まるで水から出された魚のように手足をジタバタさせて抵抗するが、構わずに強く抱きしめる
『何もしないって約束する… だから泊まっていって…』
熱のせいかな…
少し寂しいんだよ…
『わかりました… ただし!』
奈穂は壁にかけてある制服からネクタイをとるとソレで俺の両手首を縛った
こ、これは一体…
『ほどいたら帰ります!』
『なるほど…』
学習したな…
いつもやられっぱなしの奈穂は「ようやくやり返した」というように強気に振る舞う
それが可愛くて思わず苦笑してしまった