先生、水をかけてください


「なら、なんで?」


「僕は花が好きだからです」


「花には普通に好きってゆうんだ」


「花に嫉妬してどうするんですか」


「そりやぁ、嫉妬したくなるよ…」


キュッ


あたしは水道を止めた。


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