先生、水をかけてください


「先生…あたしにも花と同じように…」


チュ


先生はいきなり唇を塞いできた。


「せっせんせ…!?」


「馬鹿だなぁ…池田は…」


「ばっ馬鹿って…」


「僕がいっつも生徒に嘘つかれても
水やりしてるのは、池田が話しかけに来てくれるからなんですよ?」


「え…?」


「僕は池田が話しかけに来てくれるから
毎日の水やりが楽しみで仕方ないんです」

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