秘密
日曜日部活後、まゆのメールに返信して、すぐ海辺の公園にむかった。

着くとまゆは真剣な顔で話始めた。

辛くて限界だって…
俺のこと諦めるって…

泣きながら話したまゆは、それを言うといってしまった。


突然の展開で、俺はその場に立ち尽くしてしまった。


俺がまゆを苦しめてた。
まゆの苦しみに気づかないふりして甘えてた。

まゆを失う?
嫌だ…


俺はその場ですぐにゆうに電話した。
『ごめん。俺、他に好きな人がいる。だから別れよ』

ゆうは泣いて
『私じゃだめなの?もう好きになってくれないの?』
って言った。


『うん』

俺の言葉の後、ゆうの泣き声だけが電話に響いてた。

『…薄々他に好きな人いるって気づいてた。だ、だって冬休み以来キスもしてくれなくなったし。…でも別れたくなかったから。はると別れたくなかったから。』

『ごめん。』

『…わかった。はるとバイバイするよ。』


ゆう、ごめんな。
ありがとう。
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