幼なじみ〜 それはもどかしい距離〜
この時間が続けばいいのにー…
「あれ?優?」
誰?
背が高くて、スラッとしてるけど型体のいい男の人が女の人と一緒にいた。
優也の友達?
「信羅?」
「優也もデート?」
ちらっとこっちをみた、信羅って人。
「違げーよ。ナンパから助けただけ。」
「あ、そうなの?」
「そっ。」
「君可愛いね。どう?俺と食事しない?」
え?
これは、ナンパでわ?
「あのな、幼なじみまでに手ぇ出さないでくれるかな?信羅君。」
幼なじみ…
解ってたけど、優也の口から言われると、何だろう……。
胸がチクチクするこの感じ……
ここに居たくない。
「あたしちょっと…」
「は?彩音?!」