宮川さんちの事情。
私はとりあえず
頭にきたのを抑えていたら

再婚相手の息子は

かったるそうに
ため息をついた。



「祥太。 この人の息子。

これからよろしく」






それだけ?!
言うことはそれだけなの?!


だから男って生き物は
駄目なんだ。


私がブツブツ呟いているとお母さんが



「じゃあ. 今日から
この二人とも一緒に
暮らすんだから
しっかりしなさいよ!

祥太君には家から近い
美羽の高校に通わすから」



幸子よ。
私の意見は1つも尊重されないのか。





< 10 / 13 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop