あの日から・・・
ギュッ

へ???  早川くんが私をアイツから離し、抱きよせた。

「……っ…てめぇ………」
唖然としてぃたアイツは早川くんに
殴りかかった。   殴られるっ……
そう思って目をつむったが………あれ?

おそるおそる目を開けてみると……
アイツの拳を早川くんが私を抱きしめてる
もう片手で受け止めていた。
早川くんの顔を見てみると…………
お、おぉっ…………おっかない……………
と思う顔だった…………。

「あんた…上野の兄貴だろ?  普段、こういうことしてんだろ?
学校での上野見てりゃー分かるんだよ」
え??? 何言ってんの? この人…
「学校での」って今日初めて見ただろーがぁっ…

「俺が当分こいつ預かるんで…じゃっ」
と早川くん……ってえええーーっ…………

驚いて固まってたら、「ほら行くぞ」
って言われた……

なんか気になって後ろをむこうとしたら
「見るな」と早川くんに止められた……


ここから、私は………前の自分に戻るんだ。
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