攪恋慕~かくれんぼ~
「高橋さんは、緑茶で良いですか?」
と、室井さんが訊いてくれたので縦に頷いて有り難く頂戴する。
他のスタッフにもお茶を回し終えると、室井さんは昼休み定位置である僕の隣に座った。
「横、失礼しまーす♪」
「嫌です、って言っても座るんでしょ?」
「あ、私の事嫌いなんですかー高橋さんて。でも、優しい高橋さんは思っていてもそんな事言わないですもん、ねー?」
室井さんがカラカラ笑いながら言うので、僕は苦笑混じりに応えた。
「いや、確かに嫌じゃないですけど、室井さんは僕と話していて楽しいですか?」
よくもまぁ、飽きずに毎日毎日付き合ってくれますね、と付け加えて。
「楽しいですよ、本当に。変な気は使わなくて良いんですからね?」
室井さんは少し真面目な語気になり、諭すように返した。
最後の台詞は僕が言うべきものだったのかも、なんて思ったりもしたが、有難う御座いますと笑って応えて、取り敢えずご飯に手をつける事にした。
と、室井さんが訊いてくれたので縦に頷いて有り難く頂戴する。
他のスタッフにもお茶を回し終えると、室井さんは昼休み定位置である僕の隣に座った。
「横、失礼しまーす♪」
「嫌です、って言っても座るんでしょ?」
「あ、私の事嫌いなんですかー高橋さんて。でも、優しい高橋さんは思っていてもそんな事言わないですもん、ねー?」
室井さんがカラカラ笑いながら言うので、僕は苦笑混じりに応えた。
「いや、確かに嫌じゃないですけど、室井さんは僕と話していて楽しいですか?」
よくもまぁ、飽きずに毎日毎日付き合ってくれますね、と付け加えて。
「楽しいですよ、本当に。変な気は使わなくて良いんですからね?」
室井さんは少し真面目な語気になり、諭すように返した。
最後の台詞は僕が言うべきものだったのかも、なんて思ったりもしたが、有難う御座いますと笑って応えて、取り敢えずご飯に手をつける事にした。