それでも憎らしい君が好き。
「あんたねぇ!調子にのらな『あぁそうそうもし僕のこと、名前以外で呼んだら...お仕置き、ですからね』
なんて言って、アタシの言い分を遮るように、その男は口に弧を描き人差し指を当てながらウインクまでしてきた。
『今、僕の事あんたっていいましたよね?お仕置きですね』
と妖しい笑みでアタシに近付いてきた。
『ちょっ、今の無し~!ふざけんなっ、来るなよっ』
なんだかとてつもなく威圧感がつよくアタシは必死に抵抗した。