それでも憎らしい君が好き。
男の顔がとうとうアタシと息が触れ合うまでの距離になってしまった。
それにはアタシもビックリしてしまった。
間近で見る男の顔が近いせい、かいつもより何百倍も綺麗に見え、その男のから目が離せなかった。
このご時世にもこれほどの男が同じ時を生き、出会い、今この瞬間近く、なぜだか関心してしまう。
そう自分の世界に浸っていると不意に男の顔が遠ざかりアタシの首元に埋まった。
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