それでも憎らしい君が好き。




だけどいつかこのかりは絶対こいつに返すと決めた。


だって本当はファーストキスだったから...


あいつからのキスはビックリしたけど、嫌じゃなかった。
触れられた時も。本当は...


それはアタシしか知らない事。




つーか、絶対あいつになめられてる!
なめんなよっ!
いつか絶対あいつをぎゃふんと言わせるんだからぁ!




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と、英語準備室にて心に固く誓った東桐アリア、17歳の春だった。           


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