慟哭の彼方


街の中心、立ち並ぶ店々に隠れるように建つ店が一軒。


中に一歩足を踏み入れれば、そこにいるのは銀色の長い髪を垂らす美しい少女。

そしてその隣に寄り添うように立つのは、赤みを帯びた茶髪の青年。


店の壁に寄り掛かるのは、その2人とまったく同じ顔をした男女の笑顔を映す絵。


願い事をひとつ持ってくれば、きっとあなたは誰より幸せになれるはず。



end.
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