はにぃどろっぷ
圭の周りは女子のみ!!

男子が混ざろうものなら1秒もしないうちに少しでも、髪だけでもかっこよく。
と思って何十分かけたか分からない髪型は寝癖のようになり、輪の外へと放り出される。

輪の中心の圭はただただ愛想笑いをしているだけだった。

ゆきなはあの輪を蹴散らしたいくらいの気持ちだった。

愛を横目に見ながら心の中で
「ゴメンね。愛。圭だけは渡せない…」
と呟いた。
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