はにぃどろっぷ
ゆきなはすっぽりと圭の足の間に収まり、圭に後ろから抱きしめられる格好となった。

「なぁ…俺そろそろ限界なんだけど……」

いつものように耳元で囁く。

「まぢで?」

「やべぇ…ダメか?」

「だっておばあちゃんが…」

そうゆきなが言った時1階からおばあちゃんの声がした。

「ちょっと買い物行ってくるわねーッッ!!」

ガチャン。

そう言っておばあちゃんは出掛けた。

「おばあちゃんがいつも出る時間より早くない?」

いつも夕方のセールを狙って行くおばあちゃんが2時に出掛けるのは珍しい。
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