きゅんきゅん同盟


「きもい!!!」


顔をしかめて気持ち悪がる私を見て、陸は大きく頷く。


「だろ~?前の学校やめた理由も絶対やらしい系じゃないかって噂!」



なんか今、私達友達みたいに話してるね。

楽しい。



「あのさ…お前になら話してもいいかな…。結構重い話だけど聞く?」


流し目で、私を見て…ニヤって笑う。


そして、真面目な顔をする。



「うん。聞く。話してくれるなら聞きたい!!」



自転車を押す陸の腕にまた少し触れた。




< 115 / 258 >

この作品をシェア

pagetop