きゅんきゅん同盟
「きもい!!!」
顔をしかめて気持ち悪がる私を見て、陸は大きく頷く。
「だろ~?前の学校やめた理由も絶対やらしい系じゃないかって噂!」
なんか今、私達友達みたいに話してるね。
楽しい。
「あのさ…お前になら話してもいいかな…。結構重い話だけど聞く?」
流し目で、私を見て…ニヤって笑う。
そして、真面目な顔をする。
「うん。聞く。話してくれるなら聞きたい!!」
自転車を押す陸の腕にまた少し触れた。