きゅんきゅん同盟


静かに教室を出て行く陸。


その横顔がとても悲しそうに見えた。

去って行く背中を見つめることしかできなかった。



誤解しないで!!



お願い。


追いかけることはできないけど、この気持ちだけは陸に届けたい!!




陸が教室を出ると、その後をレナは追いかけた。



一人ぼっちになった私は、陸の机にそっと触れた。


落書きだらけの机。

いつも寝てばかりの陸の大事な机。



陸、もう私達すれ違っちゃったね。





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