きゅんきゅん同盟
「昨日ね、一緒に帰ってるときに、私まだまこたんとのこと疑ってたんだ。そしたら、神崎が怒っちゃって。どうしたら信じてくれるんだ?って。私と付き合ってくれたら信じるって言ったんだ。そしたら、いいよって!!今までずっと断られてたのに、夢みたい!」
レナは、昨日とはまた別人の顔をしていた。
人間って怖い。
人を好きになると、人は良くも悪くも変わるんだ。
悪魔にも天使にもなれる。
レナの話を聞いているのに、聞いた言葉達が耳から抜けていくような感覚だった。
信じたくない。
嘘だって思いたい。