きゅんきゅん同盟

その日の放課後、教室の窓を閉めに戻った私が目にした光景は…


とても悲しく美しかった。




窓際の席に誰かが座っていた。





頬を涙で濡らしたレナだった。




声をかけられない位、綺麗で悲しい横顔だった。



夕焼けに染まったレナの横顔。




「あ…!!」




私の存在に気付いたレナは涙を拭いて笑顔を作り、席を立った。





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