きゅんきゅん同盟
陸も…この気持ちわかるんだ。
このどうしようもないような胸のときめき、
このきゅんきゅんを陸も感じてたんだ。
「俺、まこが好き。」
突然の告白に、戸惑う私。
何も言えず、陸の顔を見上げていた。
「聞こえてる?俺、ずっとお前のこと、好きだったんだ。」
高校生なのに、どうしてこんなに堂々と素敵な告白ができるんだろう。
私は、陸よりも経験があるはずなのに、
何も答えられず、ただ胸のドキドキに驚くばかり。
「え…、わ…私も……」
うまく話せない私を陸はもう一度ぎゅっと抱きしめた。