きゅんきゅん同盟
まぁ、確かに…
第一印象から、俺はあいつに惚れてたのかも知れないけど。
でも、一緒にいればいるほど、まこの純粋な考え方に惹かれていった。
恋していたけど、それ以外の
尊敬や、憧れ、感謝…
いろんな感情が生まれた。
まこのおかげで、
俺達クラスはひとつになることができたんだ。
なのに…
今日で最後。
というか、
もうあと数分でいなくなる。
今、あいつは教室を見渡して、
最後のこの教室をしっかりと見つめていた。
「じゃあね!」
まこは、教室を出た。
おい!!
俺、連絡先も聞いてないし、
好きだとは言ったけど、付き合おうと言ってない。
お前はそれでいいのかよ…