きゅんきゅん同盟



私の目に涙が溢れていること、気付いた?


陸、大好き。



「陸……私も陸が好きです。彼女にしてください!!!」



陸の胸に飛び込みたいのに涙が溢れて、体が動かない。

ただ、その場でしゃがみこんで、泣いた。




「泣くなよー!!まこ。これからも俺をきゅんきゅんさせてくれよ!」



「うぅ…私も、ずっと陸にきゅんきゅんしたいよぉ…」



陸は、しゃがみ込んだ私の体をぎゅっと抱きしめた。



「まこ…今、きゅんきゅんしただろ?」



そう言いながら、私のおでこにそっとキスをした。



「うん。めちゃめちゃきゅんきゅんだよ…陸のばか。」



「俺も今、きゅんきゅんした。お前のその泣きながらの笑顔に…」




そう言って、陸は私の頬に触れ、優しくキスをした。






< 256 / 258 >

この作品をシェア

pagetop