きゅんきゅん同盟


長かった授業が終わる。

私の歴史に残る50分が終わった。


私はこれから先の人生で、今日のことを何度も思い出すだろう。

そして、そのたびに…この胸の『きゅんきゅん』を思い出すんだ。



彼を…思い出すんだね。




どうしてもお礼が言いたかった。


私の不安な心を救ってくれた神崎陸に。


でも、いつも友達といる神崎陸に近づくことができなかった。




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