きゅんきゅん同盟
第8章(ドキドキ注意報)


良かった。



神崎陸、やっぱり最高だね。



私が来るか、みんなで笑って待っていたわけじゃなかったんだよね。



嘘じゃないって信じさせてくれる不思議な神崎陸の話し方。





「ありが…と…良かった。裏切られたのかと…思って…」






ホッとしたら涙が溢れた。



じんわりと溢れていた涙とは違う安心した涙。








その瞬間………!!








女子トイレの中で、抱きしめられた。






こんなの初めて…





誰かにこんな風に突然抱きしめられた経験なんてないよ。



しかも、その相手が自分が恋する人なんて…




力強いその腕は、私の心わしづかみにする。



私の心臓はどこかへ飛んで行っちゃいそうに速く動いてる。






ドキドキドキ…









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