SKY☆ROUND

無意識に吐き出したその言葉は、真希の気持ちでも誰の気持ちでもない、あたし自身の想い。


足りない酸素を吸い込んで、

『タケル君は、彼女のどこが好き・・・なの?』

ボソッと声を出す。



・・・ゴクン・・・

飲み込んだ唾が喉につっかえる。


静まり帰った教室が、あたしを惨めな気持ちにさせる。

あたし何聞いちゃってるんだろう・・・馬鹿みたいじゃん・・・。


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