僕等のみち
夜になっても蒸し暑く、昼間の暑さが残っている7月の初め。
私は誕生日なのに予定もなく家でだらだらと過ごしていた。
今日も何もない1日だった…
夜9時を過ぎて、18才になった最初の日がこれで終わってしまう!と中学のときからずっと仲の良い海翔にメール愚痴りながらTVを見てふて寝をしていた。
すると、海翔から電話がかかってきた。
『よーっ』
「おー。何?」
『今さ、橋の下で花火してるんだけど、暑い』
「知ってるよ!」
『陸もいる』
「はいはい。どうせ私はひとりぼっちですよー」
『暑いんだけど』
「だからなにー。こっちはエアコンついてる部屋でアイス食べてるから暑くないもん」
『アイス持ってきて』
「嫌だよ。アイス溶けるし」
『じゃあ今からソラん家行くわ』
「まじか!アイスあと1個しかないけどいい?」
私は誕生日なのに予定もなく家でだらだらと過ごしていた。
今日も何もない1日だった…
夜9時を過ぎて、18才になった最初の日がこれで終わってしまう!と中学のときからずっと仲の良い海翔にメール愚痴りながらTVを見てふて寝をしていた。
すると、海翔から電話がかかってきた。
『よーっ』
「おー。何?」
『今さ、橋の下で花火してるんだけど、暑い』
「知ってるよ!」
『陸もいる』
「はいはい。どうせ私はひとりぼっちですよー」
『暑いんだけど』
「だからなにー。こっちはエアコンついてる部屋でアイス食べてるから暑くないもん」
『アイス持ってきて』
「嫌だよ。アイス溶けるし」
『じゃあ今からソラん家行くわ』
「まじか!アイスあと1個しかないけどいい?」