青空と太陽の下で



でもある時、輝に切ってる所を見られてしまった。

何やってんだよ!って怒鳴られると思ってた。
だって親がそうだったから…

「辛かったんだな…でも自分の体を傷つけても何にも変わらないぞ。」

彼は私を責めず震える私を優しく抱きしめてくれた。

「っごめ…ごめんな…さ…」


こんなにも私の事を心配してくれる人がいたなんて…

私、生まれてきて良かった。
だって生まれてきたから
輝と会えたんだもん。

出口の見えない暗闇にいた私は一筋の"輝"によって出口が見えた。

だけどまだ自分の足で歩いてない。

輝は言わないけどいつまでもここにいても迷惑なだけだ。


…私、自立する。
バイトしてお金溜めて輝にちょっとでも恩返しするんだ。

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