青空と太陽の下で
「家が見つかって良かった」
私は小さなボロアパートの前でニッコリ笑った。
…私、輝に会ってからどれだけの笑顔をもらったんだろう…
どれだけの温かさ、優しさをもらってきたんだろう…
輝、今頃私の事探してるのかな…?
でもあれから3日も経ったし
それはないよね…
………妙な寂しさと孤独感が私を包んだ。
やっぱり私、輝に…輝に会いたい…!
目からは涙があふれ出てきた。
「海!海!」
向こうから声がした。
私の命の恩人。愛しい人。
「輝…っ!」