青空と太陽の下で




…何時間経っただろう


男はヤルだけヤッて
面白くないと言って私を放って
どこかへ行った。



残された私は何も考える事が
できず、そのままベッドの上で
ボーッとしていた。


私、こんな汚れた私を
愛してくれる人なんていない。

…死んだ方がいい

うん、死のう。


そう思い、私はカバンの中に
あったカッターを手に取り


「…輝、ごめん」

そう言い左の手首にカッターを当て、思いっきり切った。


涙が出てくる。


ああ、私、生きてるんだ


死んだらもう誰も私を苦しめない。


私は逃げたんだ。


< 38 / 45 >

この作品をシェア

pagetop