青空と太陽の下で
…気がつくと今度は
病院のベッドの上だった。
「…痛っ」
左の手首がジンジンする。
私、また死ねなかったんだ。
「海!」
輝が走って病室に入ってきた。
怖い顔をしている。
よっぽど急いできたのか
髪の毛はボサボサでこんなに
寒いのにマフラーも手袋も
していない。
「輝…」
輝がドスドスと近づいてきた。
…叩かれる!
何でこんな事したんだって
怒られる!
そう思っていたけど…
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