青空と太陽の下で



わかってる。

私は輝の彼女でも何でもない。


でも…

何か言い様のない気持ちが
私を支配する。

日向さんは笑いかけて
くれるのにうまく笑えない私。

輝を日向さんにとられそうで…
輝がいないと私には何もない。
何も残らない。

残るのは苦しかったあの頃の
思い出と痛む左手首の傷跡、
孤独な自分だけだ。


輝、お願い私を捨てないで。

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