コンパスで作る地球
「地球を……」
「それでそこでは大切な人と好きな友達と自分が許した人だけが住めるの。」
「…。」
歩道の方からはちょうど中学生が帰宅中で大勢の人がおしゃべりしてる。たまにそこを自転車でオバサンが通る。
「だってこの地球に人が多すぎるじゃんか。そのせいで地方によって裕福な人もいれば今も重たい病気を抱えてる人もいるし。その人たちは何をしたわけでもないのに。不公平にも程がある。」
「…。」
「私はそこの住人に言い聞かせるの。皆ここでは……上手くやろうって。」
このゴミだけらけの地球ではなくて。自分のことを中心にする優しさのない人でわなくて……
「てッ……」
常に全ての人のことを考えて行動する人。どんな小さなことにも感謝する。素直に謝罪できる。
「てん……」
そんな普通の。普通の人であふれていてほしい。
「天才だッ!」