片翼のうかぶ天
「ありがと、助かったよ」
「別にいいよ、大丈夫だった?」
「ありがとぉね?うぅっ十羽~怖かったねぇ」
フフッ梨杏ったら
「それよりあんたたちはなにしてんの?」
「あそんでん…………」
ピロロロピロロロッ
ビクッ
「だれぇ?もしかして敦?」
「はい十羽です。」
やだなまただよ
『おいてめぇいま何時だ?あ゙?』
「5時です…」
『てめぇの門限何時だぁ?』
「4時半です…ごめんなさい,許してよ敦…」
『お前誰にくちきいてんだよ!!!!!敦様だろうが!!』 「はいすいません敦さ…まごめんなさい……」
『帰ったら覚えとけよ!!たっぷり痛め付けてやるよ!!』
ブチッ
「敦やばいよ!十羽!早く別れなきゃ殺されるよ!」
梨杏………
「確かに,そんなやつわかれちまえよ,別れないならケー番交換して?」
「はぁ?なんであんたとなんか!」
「ばか!や,やましいことは考えてねぇよ!相談乗るからさ」
優しく微笑むあいつの頬っぺたは真っ赤だった
「仕方ないな~はい,赤外線でいい?」
「あぁ!」
ピロロン
「よしできた!へぇあんた『つばさ』ってゆーんだ」
「違うから!『翼』ってかいて『よく』って読むの!」
「『翼』ねぇいいなまえ!」