泡沫の夢

初めての戦い


空を見上げる。
真っ黒に塗りつぶされた夜空に、丸い月が輝いていた。


「きれい…………」


彼女の口から、思わず言葉が溢れた。
式神札片手に何とも面白い光景である。
そんな彼女に一言。


「陰陽師がここで何をやっている?」

と声がかかった。
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