居場所。
私はずっと地べたに座り込んでいた。


『ねぇねぇ。どうしたの?そんな所に座り込んで。』


後ろから声がした。


私はビクッとして逃げようとした。


《ガシッ》


逃げようとした私の腕を女の子が掴んだ

『ちょっと待って!』


「な、なに?」


『ちょっと話しない?』


「あ、あの…。私といたら…。」


『なに?』


「いや…。なんでもない。」


『…。とにかくあなたの事が気になる。』


「…。」


『話しない?』


と腕を引っ張られ屋上へ連れて行かれた。



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