君との関係はバカンス!?【許婚番外編】
二人分の重さで沈んだベッドは、聖が動くたびに軋んだ。
「明……焼けてる。水着のあと」
「え!?ちょっとしか水着着てなかったのに……」
顔を動かして聖の方を見ると、あたしの首までカットソーをめくりあげて、下着を少しずらし、色気をたっぷり含んだ目を細めていた。
「明、日焼け止め塗ってなかっただろ」
「そう言われれば忘れ……やっ」
あたしが喋っているというのに、聖は下着を動かし、
露わになった焼けてない箇所へ、チュッと音をたてながらキスをした。
「日焼け、気をつけろよ。綺麗な肌が台無しになる」
「あ、ありがと」
「でも……これはこれで、色っぽいな」
フッと月夜に消えてしまいそうなほど柔らかく笑うと、聖はまた体にキスを落とした。