君との関係はバカンス!?【許婚番外編】
「明の水着姿が見られた時は腹立ったけど……でもこの姿は……俺だけの明」
「聖……もうっ……!」
全身へ繰り返される愛撫にしびれ果ててしまいそう。
あたしは半ばせがむように聖の腕を握った。
「明にも……明だけの俺、見せてやる」
カチャカチャとベルトを外す音が耳に響き、それさえも刺激になる。
「明日、水着が着れないかもな」
「……手加減してね」
二人でお互いの息がかかるほどの距離で笑い合った。
今夜は暑い、熱い、熱帯夜。
身も心も全部、焦がせるのは太陽じゃなくて……聖だけだよ。