不器用な愛


そしてあたしは確かめる。


「ねぇ、最近できた彼女とあたしどっちが大事?」


「瑠衣」


赤くなった顔で虚ろな瞳で返答を待つと素っ気なくでも1㎜も迷いなく答えてくれる。さも当たり前とでも言うように。


「じゃあ〜、親友の和弥君とあたし…「瑠衣」


まだ言いかけなのに、なんて絶対言わない。


「じゃあ〜ハリウッ「瑠衣」


まだ1単語も言い終わってないわよ。


でも最高に満足してるあたしがいる。


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