【短】月夜の影 2
第三章
しばらくして、親戚が
霊安室に来た。
「菜月ちゃん!」
「菜月!」
「けっ…」
千秋と健也は目を逸らして、
ため息をついた。
「ふぅ…」
「あなた達は…?」
「兄弟同然の者ですが」
「え?」
「若林千秋です」
「大橋健也と申します。
僕たち、菜月とは同居しています」
「同居…?」
「だーから兄弟同然っつったんだよ」
千秋はポケットに手を突っ込んだ。
霊安室に来た。
「菜月ちゃん!」
「菜月!」
「けっ…」
千秋と健也は目を逸らして、
ため息をついた。
「ふぅ…」
「あなた達は…?」
「兄弟同然の者ですが」
「え?」
「若林千秋です」
「大橋健也と申します。
僕たち、菜月とは同居しています」
「同居…?」
「だーから兄弟同然っつったんだよ」
千秋はポケットに手を突っ込んだ。