100回ありがとう


「じゃあLHRは以上。
気ィつけて帰れよ」



先生がそう言うと
学級委員長が号令をかけた。





LHR終わっちゃった…

先生が大好きなわたしにとったら
LHRはもうすごい大切な時間。


だけどそれも終わったので
みんなが荷物をまとめ始めた。


わたしも帰るか、と
荷物をまとめていると、
耳元にくすぐったい声。


「野瀬。」



特徴のある声。
わたしはすぐさま振り向いた。




「はい!!!!」




振り向けばそこには
大好きな先生が
珍しくはにかんでいる。

< 2 / 25 >

この作品をシェア

pagetop