100回ありがとう
「じゃあLHRは以上。
気ィつけて帰れよ」
先生がそう言うと
学級委員長が号令をかけた。
LHR終わっちゃった…
先生が大好きなわたしにとったら
LHRはもうすごい大切な時間。
だけどそれも終わったので
みんなが荷物をまとめ始めた。
わたしも帰るか、と
荷物をまとめていると、
耳元にくすぐったい声。
「野瀬。」
特徴のある声。
わたしはすぐさま振り向いた。
「はい!!!!」
振り向けばそこには
大好きな先生が
珍しくはにかんでいる。