100回ありがとう
「それにしても胡桃はすごいよね。
胡桃は高1から星野のこと好きだったけど
ちゃんと話すようになったのは
高3の春からじゃん?
なのにもうアドレス持ってるし!」
「そんなすごくないし、
馬鹿だから救われた感じかな…」
わたしがそう言えば、
七海は豪快に笑った。
「馬鹿でよかったことなんかも
あるもんだね!!」
だいぶ失礼ではあるけども、
わたしたちは一緒に笑った。
だってわたしが
もし成績優秀で
英語とか得意だったら
補習なんてありえなかったし。
もう今のわたしの毎日は
補習を楽しみに
生きてるようなものだし。