岩内さん、フォーカス!
「ところで、二人は、何の話をしてたのかな?」
「外村先輩には関係有りません」
こどもだなぁ、望。
「今度、何処かに遊びに行こう。みたいな話」
望は少し、頬を膨らませた。
「おお。デートかい?」
「そう」
「行くところは決まっているのかな?」
「いや、まだ」
英雄はポケットから、二枚の紙を取り出した。
「では、水族館など、いかがかな?」
「いかが、とは、どういう意味ですか?」
英雄は望にウィンクした。
「知り合いにチケットをもらってね。恋ヶ窪か誰かと行こうと思っていたのだが、君達にあげよう」
望は怪訝そうに眉を寄せた。
「何故、僕達に?」
英雄は肩をすくめた。
「ただ使われるより、デートに使われる方が、そのチケットも喜ぶかと思ってね」
望は口をつぐんだ。
「ありがたく、もらうよ。外村くん」
「ああ。そうしてくれ。次の連休までのチケットだから、早めに使ってくれ」
「外村先輩には関係有りません」
こどもだなぁ、望。
「今度、何処かに遊びに行こう。みたいな話」
望は少し、頬を膨らませた。
「おお。デートかい?」
「そう」
「行くところは決まっているのかな?」
「いや、まだ」
英雄はポケットから、二枚の紙を取り出した。
「では、水族館など、いかがかな?」
「いかが、とは、どういう意味ですか?」
英雄は望にウィンクした。
「知り合いにチケットをもらってね。恋ヶ窪か誰かと行こうと思っていたのだが、君達にあげよう」
望は怪訝そうに眉を寄せた。
「何故、僕達に?」
英雄は肩をすくめた。
「ただ使われるより、デートに使われる方が、そのチケットも喜ぶかと思ってね」
望は口をつぐんだ。
「ありがたく、もらうよ。外村くん」
「ああ。そうしてくれ。次の連休までのチケットだから、早めに使ってくれ」