岩内さん、フォーカス!
「…恋ヶ窪さん…」



…放送部が出てきたか…。



「後は、放送部が預かるわ」



愛歌は望に頭を下げた。



「ごめんなさい。轟さんを止めることができなくて」

「いいえ…」



愛歌は美音の手をとった。



「貴方のお話、放送室で聞かせてもらうわね」



美音はよろよろと立ち上がった。



「それじゃ、お邪魔しました」



愛歌は美音の手を引いて去って行った。


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