ふわり、ひらり
私は再び枕に顔を埋める


「・・・望月くん」


無意識に声に出した名前


今、無性に会いたくて仕方ない


なんだろう、この気持ち


ねえ望月くん


「会いたいよ・・・」


何処で何をしているのだろうか


気になって気になって、心配で心配で


なんだかよく分からないけれど、今私以外の人といるって考えると、胸の奥がもやもやする


気持ち悪い


何これ、何これ


望月くん望月くん、


ねえ、今すぐ会いたいよ



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