素敵男子製作中
「一郎!」
「はい。
・・・ッ!?」
突然汐見さんが僕の顔に彼女の顔を近づけてきた。
「あたしの思った通り。
あんた、いい目してると思うよ。
それに、性格だって悪くないんだから、
もっと自分に自信を持ちなさい。」
「・・・はぁ」
「よし!決めた!」
「え」
なんだかまた嫌な予感がするな・・・
「明日、デートしよう!決定ね!」
「デデデデデデデデデデデート!?」
「そう。
あんたを素敵な男子にするために
いろいろ必要なものがあるでしょ。
それ、一緒に選びに行こう」
人生初デートの約束を(強制的に)してしまいました。