素敵男子製作中
苦手
あの日、げた箱で花岡さんに恋をしてから
毎朝げた箱でそわそわしてしまう自分がいた。
「葉山君、おはよう」
「あ・・・・花岡さん、おはようございます・・・」
やったーーー!!
会えた!
朝から花岡さんに挨拶されるなんて
今日はついてるぞ!!
そんなことを考えていたその時・・・・
「ちょっと!邪魔!
あたがそんなところに突っ立てると
靴履きかえられないんだけど!」
振り向いてみるとそこに立っていたのは
汐見美礼。
口が悪くてプライドが高そうで勝気で
僕が一番苦手なタイプだ。
「突っ立ってないで早くどいてよ」
「あ・・・・す、すいません。」