‐勇者とエリスの塔‐

エリスは目を覚ました。

「おはよう。」

「おはよう…。……ってなんでいるの!?」

「明日も行くって言ったじゃん。」

「あっ、そうか……。じゃなくて、なんで勝手に入ってきてるの!?」

「下の人たちが通してくれたよ。殺さなかったからってさ。」

「へーー………。」

エリスはあまり納得していない。

「今日俺依頼が来てるから、いかないといけなくなったんだ。でも夜にはまたここ寄るな!!!」

それだけ言ってどこかへ言ってしまった。



エリスはぼーっとしていた。

最近他の勇者があまり来なくなった。

まぁ、ありがたいが。

でもやっぱり面白くない。

「姫。ひまですなー。」

「暇だね。」

「あれ…?姫、そんな冠つけていましたっけ??」

「うっ、うん!!!気づいてなかった??」

「そうですか……。」

なぜかあせってしまった。別にレードから貰ったと言ってもよかったのに。

結局夜になってしまった。

レードくるの遅いなぁ……。

結局エリスは寝てしまった。


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